昨今、「カーボンニュートラル」といった単語に代表されるように温室効果ガス削減のムーブが各産業界でも活発になってきております。日本でも直近で経済産業省とJETROが「NET ZERO Leaders Summit (Japan Business Conference 2021)」を開催したばかりで、非常に注目が集まっている分野と言えるでしょう。
(参照リンク)NET ZERO Leaders Summit : Japan Business Conference 2021 経済と環境の好循環へ | イベント情報 – ジェトロ (jetro.go.jp)
今回はそんな文脈において電動2輪EVの分野でユニコーンとなったOLA Electric(オラ エレクトリック)についてサービス・テクノロジーについて解説していきます。
1 サービス概要
https://autobala.com/ola-electric-speeds-up-delivery-of-scooters-todays-key-announcement/175127/
Ola Electricはインド最大の配車サービス会社Olaの子会社でインドの電動二輪車の会社です。2021年7月15日から事前予約を開始しており、2021年9月時点で約50万台近くの予約を受け付けています。DownToEarth社によるとこの内の40~50%が実際に購入されることが予想されています。
デザイン面に関しては色はOla S1 Proでは光沢のある色からマット加工までの10色から選ぶことができます。シート下の収納スペースの容量は36Lあり、ヘルメットや1週間分の食料を収納することができます。Ola S1は German Design Award1 2020を受賞しており、デザイン面でも世界的にかなり評価されています。
https://olaelectric.com/design
性能面に関してはハイパーモードでは、0km/hから40km/hまで加速するのに時間は3秒間で、0km/hから60km/hまで加速するのにかかる時間は5秒間かかります。トップスピードは115km/hとされており、航続距離は181kmで75km走行するのに必要な電力を充電するのにかかる時間は18分です。水浸しの道路やきれいに舗装されていない道でも走行することができます。
又、モーターの最大出力は8.5kWで最大トルク2が58NMとなっております。
https://olaelectric.com/performance
デジタル面に関してはスクーターとスマートフォンを繋ぐことができ、近づいたときには自動で開き、離れた時には自動で閉まります。また、自分の好みに合わせて、スクリーンの見た目や雰囲気、S1の音を変化させることができます。スクリーン上で家族や友人、客のプロフィールを作成でき、運転手に合わせて、乗車モードを調整することができます。複数のマイクやAIの音声認識アルゴリズムが搭載されており、音声でS1を操作することができます。スマートフォンから目的地を送ることができ、ナビゲーションを利用できます。また、充電スタンドも知ることができ、常にスクーターの充電状況等の最新の情報を取得できます。スクーターの場所をリアルタイムで確認することができ、遠隔で操作することができます。電話をすることも可能で、メッセージを送ることができ、位置を共有することもできます。
安全面では、サイドスタンドが立ったままの状態で運転しようとした際や、窃盗が行われそうな際にはアラートが発生します。又、ジオフェンシング3機能が搭載されており、交通情報について情報を提供してくれます。
タッチスクリーンは7インチ、オクタコアプロセッサ4は1.8GHz、オンボード5RAM6は3GHzで、BLE7、LTE8、GPSが搭載されています。
https://olaelectric.com/digital-tech
充電面のインフラに関してはOla Hypercharger Networkというものがあります。 Ola Hypercharger Networkは、世界で最も広く、最も密度の高い電気二輪車充電ネットワークであり、400の都市に100,000を超える充電ステーションがあります。オラは最初の1年だけで、インドの100都市に5,000以上の充電ポイントを設置しました。これはインドの既存の充電ステーションの数の2倍以上になります。 オラとそのパートナーは、5年間で推定20億ドルの費用をそこに費やしました。
Ola Hyperchargerは、二輪車用の最速の充電ネットワークでOla Scooterは、わずか18分で50%の充電でき、75kmの走行距離が可能です。
Ola Hyperchargerは都市に広く展開され、都市の中心部や密集したビジネス街にタワーとして設置されるほか、ショッピングモール、オフィス複合施設、カフェなどの人気の高い場所にも設置され、Ola Electricの顧客は常に近くのHyperchargerで充電することができます。又、Ola Scooterには家庭用充電器が同梱されており、家庭用充電器は設置の必要がなく、通常のコンセントに差し込むだけで充電が可能です。
顧客はOla Electricアプリで充電の進捗状況をリアルタイムに確認することができ、充電料金の支払いも同じアプリで行うことができます。ナビゲーション機能も搭載しており、次の地点に行くのに、充電が十分かどうかをアプリが自動的に把握することができます。
以下の図はOla Hypercharger Networkの充電ステーションの場所を示しています。
https://book.olaelectric.com/hyperchargernetwork
Olaのバッテリーは2020年にOlaElectricに買収されたオランダのスタートアップEtergoが開発したAppscooterをベースにしています。OlaElectricスクーターはAppscooterで見られるのと同じバナナ型のバッテリーを備えています。OlaS1には2.98kWhのリチウムイオン電池が搭載されており、Ola S1Proには3.97kWhのリチウムイオン電池が搭載されています。これはインドの電動二輪車のなかで最大のバッテリーです。
OlaにはOla FutureFactoryという500エーカーの工場がタミル・ナードゥ州にあります。年に1000万台生産することができます。
工場には最新のAIが使われており、計3000以上のAIが搭載されたロボットがあり、1スクーター製造するのにわずか2秒しかかかりません。生産ラインは10本存在します。塗料は耐食性に優れており、溶接にはCMT9溶接が採用されています。又、立体自動倉庫により、倉庫の占める容量を60%削減しています。
Ola FutureFactoryは環境に配慮されて設計されています。工場の周りには100エーカーの森林が植えられており、工場の中には2エーカーの森林が植えられています。また、電力の20%は工場の屋根に設置されたソーラーパネルで発電されています。
Ola Futurefactoryの画像
https://book.olaelectric.com/futurefactory
Ola S1 | Ola S1 Pro | |
トップスピード | 90 km/h | 115 km/h |
加速度(0km/hから40km/hまでにかかる時間) | 3.6 seconds | 3 seconds |
航続距離 | 121 km | 181 km |
モードの種類 | ノーマル、スポーツ | ノーマル、スポーツ、ハイパー |
色 | 白、ネオブルー、コーラルレッド、黄色、マットブラック | 白、ネオブルー、コーラルレッド、黄色、マットブラック、ミッドナイトブルー、ピンク、シルバー、ジェットブラック、無煙炭色 |
モーターの最高出力 | 8.5 kW | 8.5 kW |
https://olaelectric.com/#spec-intro
– 誰のどんなペインを解決している
現在、2000万台の二輪車がインドで売られていますが、普及率がまだ12%程でこのまま、石油を燃料とした自動車を生産し続けると、10年後には今日の5倍環境を汚染すると言われています。そこで、Ola electricは電気自動車を提供することで、そうした課題を解決しています。
– 価格感やどんな市場に対してのソリューション
Ola electricは、インドの他に、今後、生産量の20%以上を南アジア、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドに輸出し、海外に市場を展開していく予定です。
下の表はインドの地域別の製品の料金です。
Ola S1 | Ola S1 Pro | |
デリー | ₹ 85,099 | ₹ 1,10,149 |
グジャラート | ₹ 79,999 | ₹ 1,09,999 |
マハーラーシュトラ | ₹ 94,999 | ₹ 1,24,999 |
ラージャスターン | ₹ 89,968 | ₹ 1,19,138 |
インドのその他の州 | ₹ 99,999 | ₹ 1,29,999 |
https://olaelectric.com/#pricing-comparision
[注釈]
11953年設立のドイツデザイン評議会(German Design Council)が主催する国際的なデザイン賞です。
https://conte-tsubame.jp/german-design-award-2021/
2トルクというのは簡単に説明するとエンジン1回の爆発によって生じるクランクシャフトを回そうとする力のことです。
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/yamaha-motor-life/2015/11/post-252.html
3ジオフェンシングとは、位置情報を使ったサービスの一種です。GPS、RFID(無線ICタグ)、Wi-Fi、携帯データ通信などを使い、特定の場所の周りに仮想的な境界(ジオフェンス)を設け、モバイルデバイスやRFIDタグがその境界内に入ったとき、あるいは境界から出た時に、アプリなどのソフトウエアで所定のアクションを実行するシステムのことです。
https://project.nikkeibp.co.jp/idg/atcl/idg/17/111300088/111300001/
4オクタコアプロセッサとは、CPUコアを8個搭載したマイクロプロセッサのことです。
5オンボードとは、コンピュータの特定の機能が、主基板(マザーボード)上に設置されたICチップにより提供されることです。
https://e-words.jp/w/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89.html
6RAM(ラム)とは「Random Access Memory」(ランダムアクセスメモリ)の略です。CPUが何らかの処理を行ったり、画面上に何かしらのデータを表示したりするときに使う作業用のメインメモリ(主記憶装置)です。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/01/news051.html
7BLEとは、近距離無線通信技術Bluetoothの拡張仕様の一つで、極低電力で通信が可能なものです。2010年7月に発表されたBluetooth 4.0規格の一部として策定されました。
8LTEとは、携帯電話通信規格のひとつで、現在主流となっている第3世代携帯の通信規格(3G)をさらに高速化させたものです。
https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/hajimete/whats/lte.html
9フロニウスが世界で初めて開発・実用化させた低スパッタ・低入熱の非常に安定した溶接プロセスです。
2.企業概要(2021年6月30日時点)
法人名 | Ola Electric Mobility Private Limited |
ファウンダー | Anand Shah, Ankit Jain |
HPリンク | https://olaelectric.com/ |
設立年度 | 2017年 |
資本金 | – |
売上 | – |
本社所在地 | ベンガルール、インド |
従業員数 | |
主要投資家一覧 | Matrix Partners India,Tiger Global Management,Tata Sons,SoftBank,Hyundai Motor Company,Kia Motors,Pawan Munjal Family Trust,Bank of Baroda,Temasek Holdings,Falcon Edge Capital |
ミッション | 2025年以降、インドでガソリンエンジンの二輪車が販売されないようにすること。 |
Lightricksホームページ、LinkedIn、Crunchbase, Craft.coより筆者作成
3.創業の経緯・ファウンダーBIO
-創業の経緯
Ola社は、ナグプールでのEVパイロットを基に、電動化によってドライバー、顧客、そして同社のビジネスモデルの成果を向上させることができると考え、2017年にOla electricを創立しました。2017年に設立されたOla Electricは、ドライバー・パートナー、都市、自動車メーカー、バッテリー会社と協力して、持続可能な技術を費用対効果の高いものにし、日常のモビリティで実現することを目標としています。
https://yourstory.com/companies/ola-electric/amp
-ファウンダーBIO
Ola electricの共同創業者の一人であり。Ola electricの親会社であるOlaの創業者であるBhavish Aggarwalは1985年8月28日、インドのパンジャブ州ルディアナで、医師の両親のもとで生まれ、アフガニスタンと英国で育ちました。一度、IIT10の入学試験に落ちてしまい、ラジャスタン州コタのコーチングセンターで1年間勉強しました。2004年にインド工科大学ボンベイ校に入学し、2008年にコンピュータサイエンスの学士号を取得しました。そして、Aggarwalは、Microsoft Research Indiaに2年間勤務した後、Olaを設立しました。2014年にフロスト・アンド・サリバン社から「Innovation in Transportation Award」を受賞しました。2015年、Olaは「The Economic Times」の「Startup of the Year」に選ばれ、「Forbes India」の「Leadership Award for Outstanding Startup」を受賞しました。そして、2017年にOla electricを創立しました。
https://www.thefamouspeople.com/profiles/bhavish-aggarwal-50839.php
[注釈]
10IITは、1961年に「1961年工科大学法」で「国家的重点機関」として設立されたインド国内の複数の大学の総称です。
4.過去のラウンド概要
過去のラウンドの概要としては、過去7回のラウンドを経験しており、合計で$407.2 Mを調達しています。ラウンド参加のファンドの国籍はインド4社、アメリカ2社、韓国2社、日本1社となっております。
シリーズAでは5600万ドル調達し、このラウンドではTiger GlobalやMatrix Indiaなど、Olaのアーリー投資家が参加しています。実は、今回のラウンドの投資家の中には、Tata Sons社の名誉会長であるRatan Tata氏も含まれており、同氏は非公開の金額を出資しています。
Ratan Tata氏は、かつてJaguar Land RoverをTata Motorsの傘下に収めるという極めて重要な役割を果たしました。Ola Electric社への投資について、Ratan Tata氏は次のように述べています。「電気自動車のエコシステムは日々劇的に進化していますが、Ola Electricはその成長と発展に重要な役割を果たすと信じています。私は、Bhavish Aggarwal氏のビジョンを常に賞賛しており、今回の出資が、この新しいビジネス分野への重要な戦略的行動の一部になると確信しています。」
https://www.autofutures.tv/2019/05/20/india-ola-mission-electric/
又、2019年7月には、Ola Electricは、孫正義氏のソフトバンクから2億5000万ドルを調達した。当時はまだ設立2年目の会社だったのですが、この投資により、ユニコーン、つまり10億ドル以上のバリュエーションを持つようになりました。
ラウンド名 | 時期 | 調達額 | バリュエーション | 参加投資家 |
Series A | Mar 2019 | ₹4B | Matrix Partners India, Tiger Global Management | |
Series A | May 2019 | Tata Sons | ||
Series B | Jul 2019 | $ 250M | SoftBank | |
Corporate Round | Sep 2019 | Hyundai Motor Company,Kia Motors | ||
Series B | Mar 2020 | $ 1M | Pawan Munjal Family Trust | |
Debt Financing | Jul 2021 | ₹7.4B | Bank of Baroda | |
Venture Round | Aug 2021 | Falcon Edge Capital |
crunchbaseより筆者作成
5.業界の動向、分析
インドは世界で5番目に大きい自動車市場で2020年に新車登録された自動車の台数は242万台となっています。
又、下の図より、インドの自動車の生産量の81.2%を二輪車を占めていることが分かります。
https://www.ibef.org/uploads/industry/Infrographics/large/Automobile-Infographic-July-2021.pdf
インドの二輪車市場の販売台数は2019年時点で2120万で2025年までには2660万台に到達すると言われています。2020年から2025年にかけての年平均成長率は2.6%とされています。1991年の経済自由化からインドの二輪車市場は急速に成長しており、現在は中国に次ぐ、世界で二番目の二輪車生産国となっています。インドで二輪車の保有率が高い主な要因としてはインドの多くの地域の公共交通機関が貧弱であることや家庭用の移動手段として機動性が高く便利であることがあげられています。
インドの二輪車市場の動向
最新の動向としてはIndusやHeroといった会社で電気二輪車を導入しました。唯一の課題として上げられているのが、スピードであり、時速数マイルに制限されてしまうということです。インドのオートバイの販売は過去数年間で急増し、2016年に中国を抜いて、世界最大のオートバイ市場となりました。2018年には過去最高の2020万台に到達しました。2012年から2018年にかけて累積で1億台のバイクを売り上げています。
インドのオートバイとスクーターの売上の成長は過去数年間の一人当たりの所得の増加によるものだと言われています。又、オートバイの需要は農村部の所得の増加に支えられており、スクーターの需要は急速な都市化や手ごろな価格のスクーターの増加やターゲットを絞った製品開発によって拡大するとされています。又、市場はICE11による二輪車と電動二輪車の二つに分類されます。ICEが現在圧倒的なシェアを占めていますが、今後、電動式二輪車は大幅に成長が見込まれています。電動2輪車市場の成長は、政府の補助金制度の利用、厳しい排ガス規制の導入等の環境への関心の高まりなどが要因とされています。
[注釈]
11ICEとは、インターナル・コンバッション・エンジンの略称で、日本語では内燃機関と呼ばれます。ガソリンやディーゼル燃料などシリンダー内で燃料を燃焼させる、一般的なエンジンを指します。
6.競合との差別化ポイント
Ola Electricとインドの二輪車市場における競合をまとめた表は以下となります。
会社名 | Ola Electric | Hero Electric | Okinawa Scooters | Ampere Vehicles | Ather Energy |
本社所在地 | ベンガルール、インド | グルガオン、インド | グルガオン、インド | コインバトール、インド | ベンガルール、インド |
投資家の国籍 | インド、アメリカ、韓国、日本 | インド、アラブ首長国連邦 | インド | インド、アメリカ | インド |
従業員数 | 662 | 314 | 123 | 192 | 453 |
資金調達額 | $326 M | $71.7 M | $1.59 M | $13.7 M | $158 M |
バリュエーション | $1 B | $157 M | $110 M | N/A | $199 M(2020年7月) |
Tracxnより筆者作成
上の表から全ての項目でOla Electricが他社を圧倒していることが分かります。そのあとにAther Energy、Hero Electricが続く形となっています。
又、以下の表は2021年7月時点のインドにおける電気二輪車の会社のマーケットシェアを示しています。(Ola Electricは2021年9月15日に販売を開始したため、含まれていません。)
会社 | マーケットシェア | モデル数 |
Hero Electric | 36% | 10 |
Okinawa Scooters | 17% | 7 |
Ampere Electric | 14% | 8 |
Ather Energy | 11% | 2 |
Bajaj Chetak Electric | 4% | 1 |
TVS Electric | 2% | 1 |
BGauss | 2 |
Bernstein社のアナリストによると、既存企業は、あらゆるリソースを投入しているにもかかわらず、ICE製品の別バージョンのような製品を発売しており、パンチがない一方で、Ola Electricは市場で最も優れた製品であり、機能も他社を大きく上回っていると言われています。
Olaの決定的な差別化要因は、ソフトウェアベースの機能、航続距離12、ピークスピード、加速度(EVスクーターとしては最速)、シート下の収納スペース、カラーオプションが上げられています。
一方で、Ather社のような新興企業は、この製品に多大な努力を払ってきましたが、価格の高さ、製造規模の拡大が大幅に遅れたこと、発売が一部の都市に限られていたことなどが、販売不振の主な要因となっていました。
(参照元)https://techcrunch.com/2021/08/30/ola-electric-in-talks-to-raise-at-over-2-5-billion-valuation/全体的な価格面ではAmpere Electric、Okinawa Scooters、Hero Electricが安価な料金で、Ather EnergyやBaja Cheatak、TVS Electric、BGaussが高価な料金となっております。
大手電気二輪車企業の主要モデルの価格を以下の表にまとめました。
会社 | モデル | 値段 |
Ola Electric | Ola S1 | ₹ 94,999 |
Hero Electric | Optima HX | ₹ 53,600 |
Okinawa Scooter | I-Praise + | ₹ 99,708 |
Ampere Vehicles | Zeal | ₹ 59,990 |
Ather Energy | Ather 450 x | Rs.1.39ー1.59 Lakh |
又、以下の表は大手のICEの二輪車企業の主要モデルと価格を示しています。
会社 | モデル | 値段 |
HMSI(Honda) | ACTIVA125 | ₹ 67,490ー₹ 74,490 |
TVS Motor | TVS Ntorq 125 | ₹ 72,270ー₹ 84,025 |
Hero MotoCorp | Hero Destini 125 | ₹ 69,500ー₹ 74,750 |
Suzuki Motor India | Suzuki Access 125 | ₹ 73,400ー₹ 82,600 |
https://www.financialexpress.com/auto/new-bikes/honda-bikes/honda-activa-125-scooters/
https://www.carandbike.com/tvs-bikes
https://www.zigwheels.com/scooters/Hero-Moto-Corp#leadform
https://www.zigwheels.com/newbikes/Suzuki
又、Ola Electricの強みの一つが前述で述べたようにOla Electricはインド最大の充電ネットワークを保有していることでしょう。他社の電気二輪車はその最大の充電ステーションを利用することができないため、Ola Electricの電気二輪車の利便性は他社と比較して高くなります。
他にも、伝統的なプレーヤーである、Royal EnfieldやTVS、HONDAも電動二輪車に手を就けています。Royal EnfieldはPhotonというモデルを開発していますが、インドではまだ、販売されておらず、今後もインドでは販売しないのではとも言われています。TVSはiQubというモデルをすでに販売しています。HONDAはPCX Electricというモデルが開発されており、インドでは2021年11月に販売されるといわれています。
https://www.bikewale.com/honda-bikes/pcx-125/
[注釈]
12航続可能距離とは、航空機や船舶において搭載した燃料で航行できる距離のことで、自動車の場合でも意味は同じである。
https://www.goo-net.com/knowledge/11346/
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