エストニア版Uber「Bolt(Taxify)」が各国でゼロからインフラを整えなくても成功した理由とは?

エストニア版Uber「Bolt(Taxify)」が各国でゼロからインフラを整えなくても成功した理由とは?
https://investinestonia.com/estonias-taxify-a-licence-not-to-drive/

 エストニアは、現在4社ものユニコーン企業を輩出している。

 そのうちの一つが、19歳の青年が立ち上げたBoltである。

 Boltは、現在エストニアだけでなく、ヨーロッパ近隣国をはじめに、アフリカの国々にも導入されている。

 競合の多い、シェアリングシステムで、なぜBoltは成功を納めているのだろうか。

爆速で黒字化!

主任!すでにシェアリングエコノミーな配車サービスって結構あると思うのですが、Boltがうまく運営できている理由って何があるでしょうか?

いい質問だね!例えば競合であるUberと比較してみると、Uberが累計調達額が100億ドル以上で、2016年に28億ドルの赤字を計上したのに対し、2016年ごろではまだ200万ユーロ以下しか調達していないBoltは、すでに黒字化を果たしたって言われているんだ。

黒字化までのスピードが非常に早かったのですね。でも、なんでだろう。

Boltは自社のシステムを貸し出すというビジネスモデルを組んでいたんだ。

タクシー会社にシステムを貸し出しているように、Boltは各国とのローカル企業とのパートナーシップにも力を入れている。

例えばUberは、2016年にハンガリーで新しく導入された規制により同国から撤退せざるを得なかったが、Boltは現地のライセンスを持つタクシー会社とパートナーシップを結び、首都ブダペストへの進出を果たしたりしている。

なるほど! 確かにこのやり方なら、各国のタクシー業界の既得権益も守りつつ、他の国への進出ができるのかもしれないですね。

各国の規制を遵守しながら収益を挙げられると同時に、わざわざ進出する国先でゼロからインフラを整えなくても済むから、Boltの戦略は、他の競合と比べても、導入コストを抑えられるんだよね。

ドライバーが主役!

Boltは常にドライバーのことを考えて運営をしているんだ。ドライバーが主役ってことだね!

ドライバーが主役!?

Uberはドライバーから取る手数料を20〜25%に設定されているのに対し、Boltは15%と安い。

 営業エリアに関してもある程度裁量がドライバーに対して与えられているなど、ドライバーへの配慮が感じられる。

 ドライバーの多くは、複数の配車サービスに登録していることがほとんどのため、ドライバーの満足度を高めることでサービスの質が上がり、結果的にそれが顧客満足度の向上につながる。

なるほど。ドライバーやユーザーを考慮した価格設定になっているんですね。それは、ドライバーも利用したくなりますね。

まずはユーザー数を増やそう、という戦略なのかもしれない。価格を下げて、ユーザーを増やして、Boltは使いやすいというイメージを作る。

勉強になるなぁ…… おれも頑張らないと……

まとめ

 Boltはユーザーファーストのサービス運営をしている。

 ヨーロッパではシェア率が非常に高く、アフリカにも進出を果たした。また、システムを貸し出すことによって、法律や国の意向の問題で、Boltが進出しずらい環境であっても、各国のタクシー会社にシステムを貸し出すことで、お互いの利を守りながら、事業の拡大ができるのだ。

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